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愛知大国際政治史I・県大国際関係論「世界システム論」の補遺

スーザン・ストレンジ『カジノ資本主義』からの引用がPDFにないので掲載しておきます。

「したがって、通貨システムの重大な決定の起源は市場と国家権力との両方にあると考えられる。市場の規模や性格の変化、市場の内部における需要と供給関係の変化でさえ、国家が対応するかしないのかの決定を迫るのである。」(43)

「概して、非決定が積極的決定よりも一般的である。これには二つの理由がある。一つは市場のグローバリゼーション(世界化)である。もう一つは技術変化の加速である。最初の点についてみると、市場が、特に金融市場が一国的である限り、各国権力が市場をコントロールし、どれだけ規制するべきかを決定できる。しかし、市場が密接に統合され、相互に依存し合うようになると、つまりグローバル化すると、各国はしばしば当該国間の合意によって、あるいは時には支配国家の影響を受けることになる。支配国家が行動することを望まない場合、あるいは影響力を持つ国が協調を拒否する場合、たとえ他の国が同意したとしても、非決定となる。」(43―44)

スーザン・ストレンジ、『カジノ資本主義』、小林襄治訳、岩波書店、2007年。

4月 9, 2009 国際関係論(昼・夜), 愛知大国際政治史I・II |

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